NHKの朝の蓮ドラ『まんてん』を皮切りに女優としての活躍ぶりはまさに旺盛。最近では『たぶらかし〜代行女優業・マキ〜』(日テレ系)が話題に。そして写真集『FAKE』(ワニブックス)も最近発売し、こちらもかなりの見応えでセンセーションを呼んでいる谷村美月。
その最新映画『東京無印女子物語』(企画制作・PKP/配給:ベストブレーン/原案・脚本:なるせゆうせい/監督:大九明子)がこの日に封切りを迎え、初日舞台挨拶が行なわれた(※動画参照)。
〈ストーリー〉
作品は大きく2つに分かれる。
□谷村美月が出演しているのは『のこのこ』。
東京の下町(日暮里付近と思われる)の古ぼけたマンションで画学生の彼氏と同棲生活を送る女子大生・のぞみ(谷村)は就活中。
人生の岐路に立ち向かう中で、傍らを見ればともに暮らす彼氏のカメちゃん(大和田健介)は、まさにカメのようにのんびりしているように見える。のぞみも周囲から“のろ”と呼ばれる程ののんびり屋だったが、さすがにカメちゃんへの苛立ちを隠せず…。そんな時、同窓会が開かれ、高校時代に憧れていた男子同級生と再会を果たす。
□柳めぐみと趣里が出演しているのは『チャンジ』。
冴子(柳)とかおり(趣里)は、マンションをシェアして暮らしているが、生活態度がかなり違う。広告業界で多忙な毎日を送る冴子に比べ、かおりはフリーターの遊び人だ。
そんな中、冴子とその彼氏(川野直輝)の交際記念日が来た。
いつになく張り切る冴子、しかし彼氏の方はあいにく“仕事が忙しくて…”とのメールが! 気を利かせたつもりのかおりがその彼氏の携帯に電話をすると、ナント女が出てしまう。一方、かおりの恋愛にも危機が…。
…と、簡略化してしまうとフツーに女子向きの恋愛モノだが、ありがちな感じはしない。
谷村美月によれば、
「こういうことが自分の人生にもあったな〜と、振り返ることが出来る作品だと思います」(※動画参照)とのこと。
大爆発もなければサイコキラーも登場しないが、誰にでも起こりそうな平凡な出来事だから感情移入がしやすいということもある。
静かに淡々と描かれる日常から登場人物たちの心の動きが心地よく心に染み入ってくる作品。舞台となっているのがJR山手線の駅でいうと日暮里、西日暮里周辺ということで、現在の東京にあるノスタルジックな景色も良い味付けになっている。
しかしなんで東京のこの周辺の景色ってのは、生活感が滲みでちゃうんでしょうか(※筆者も在住)。
そんな独特の空気感もろとも味わっていただきたい『東京無印女子物語』の現在の公開状況は以下の通り。
□東京 ヒューマントラストシネマ渋谷 6月16日〜(公開中)
□大阪 テアトル梅田 6月16日〜(公開中)
□長野 長野松竹相生座 ロキシー1・2 7月7日〜(公開予定)
※他、全国順次公開予定。
見た後に何だか“ちゃんと生きて行かなくちゃ”と思わせてくれる『東京無印女子物語』は、恋愛モノが苦手な男子諸君のココロにも、きっと響くハズ。
(取材・文/荒川顕一)
※『東京無印女子物語』公式サイト:http://www.tokyo-mjoshi.jp/index.html
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